蓮姫さまとメロンくんの「甘くない生活」

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2011/01/06

鼻濁音

徳永英明のVocalistシリーズはええなあと聴いてるんだけど、
どうしても我慢できないこともある。

「がぎぐげご」の発音が汚いんだ。

私の小学校の一年と二年の担任の久光先生は、今思えば多分国文科出身だったんだろうけど、
小さな私たちに鼻濁音を教えてくれた。

すなわち、濁音の「がぎぐげご」の前に軽く「ん」を付けて発音を柔らかくするってこと。

どう書いていいかわからないけど、「鏡」を「かみ」じゃなく「かがみ」と鼻に抜けるようにして
「ガ」の音の角を取ると言うか。

外来語と言葉の最初に来る音は鼻濁音にする必要がない。
例えば「レディーガガ」とか「元気」とか。
でもそうじゃないものは鼻濁音にしましょうと。

日本人って基本的に濁音が嫌いなんだと思う。(じゃなかったら「濁った音」なんて言わないよね。)
金田一春彦さんが、「ぎんぎんぎらぎら夕陽が沈む」という童謡はとても響きが良くないって言ってた。
たしかに、「きらきら」は美しいけど「ぎらぎら」にはなんかよこしまで醜いものを感じるよね。
「はらはら」と桜の花びらや涙が落ちて行くけど、「ばらばら」にはそんな美しいイメージはないし、
「さわさわ」はさわやかな風が草木を揺らすけど、「ざわざわ」は騒々しくなる。


最初に鼻濁音じゃなくて聞き苦しいと感じたのはユーミンだった。

♪わーたーしー今ー死んーでもー
というのがとっても違和感があった。
ここは絶対的に鼻濁音で「がー」でないといけないと思う。
文字にするとどっかまぬけだけど。

大体日本語の標準語は東京の山の手の言葉をもとにして作られてるらしいけど、
東京のいいおうちの彼女がどうして鼻濁音を使わないのかとっても不思議。
以前東京の下町出身の同僚が二人、ちからいっぱい鼻濁音を使ってるのを聞いて「東京もんは違うなー」って
思ったんだけどね。東京でもみんながみんな使うってわけじゃないんだろうか。

九州は鼻濁音を使わないってことらしいけど、私の隣町久留米出身の松田聖子は主に使わない。
でも時々使うときもあって、基準がわからない。本人にもわかってないんだと思う。

徳永英明は福岡県柳川市生まれで中学校から伊丹らしいけど、
使ってるときもあるんだけど、「ここはダメでしょ」って言うところで思い切り角ばったガ行濁音を使う。
力を入れてるつもりなのかもしれないけど、それがもう響きが汚くて背筋に寒いものが走ってしまう。

「下弦の月が浮かぶ鏡の様な水面」って字面はきれいだけど、
んのようなつきうかぶかみのようなみなも」って発音してみ。美しい日本語が台無しだよ。

そういえば高校生の時、音楽先生が長渕剛の「順子」を取り上げて、
メロディーと日本語のイントネーションがあってないからとても聞きづらいし歌いにくいって言った。

♪おお、じゅんこ、君の名を呼べば
って、「ば」でいきなり音程が上がるんだけど、実際の日本語の音は「べ」で上がって「ば」で下がる。

カラオケで歌いにくい歌ってのは、そういう日本語の本来のイントネーションに従ってない音階を付けられてる
「未熟な」歌なんだと思う。
だから歌を聴いただけじゃ意味が聞き取れなくて、歌詞を見ないと何を言ってるのかわからない。

メロディーも歌詞もいいんだけど、「歌」になってないのよ。


「トイレの神様」も歌としては全然なってないと私は思う。
作文としては感動的かもしれないけど、「詩」になってないから「歌」としては未熟だと思う。
でも売れてる。

「詩」じゃなくて「散文」の歌として話題になった「関白宣言」(古いね)なんてもんもあるけど、
あれは詩も書ける人が意図的に散文にして当たったんだけど、
最近は最初から作文しかできない人が作詞をやってる感じで、やっぱ創作のレベルが下がってるなって気はする。
創作のレベルと言うか、日本語教育そのものが間違ってるのかも。
(私も人のこと言えた義理じゃないけど。)

私が70年代以降あまり日本の歌を好まないのは、歌になってない歌が増えたからだったのか。
だからと言って外国語の美しさをわかって洋楽(死語?)を聞いてたわけじゃないけどね。

詩の美しさで井上陽水、
日本語を破壊しても破壊しても自分の世界がある桑田圭祐、

この二人はすごいなあ、
と思う。
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コメント

めりこちゃん、

確かに「トイレの神様」の彼女は可愛い顔してるよね。でも私は彼女が売れてるのは顔じゃなくて、日本人の
「感動したい症候群」のせいだと思う。みんな「感動してる自分が好き」なのよ。「こういうことに感動でき
る私って素敵」なのよ。みんなすごく自分が好きなの。何かに感動してる自分がいとおしくてたまらないのよ。
アタシ達みたいに自分を冷めた目で見れる人は「トイレの神様」では感動しないの。
でもね、私だってこれが小学校5年生の女の子の作文だったら「いい話やねー」って言うよ。いい話なんだけ
ど、歌としての未熟さがそれを台無しにして余りあるのよねー。
2011/01/07(金) 02:41:19 |URL|蓮姫さま #- [編集]
この前はありがとうございました様、

日本語の専門家でいらっしゃいますか?だとしたら私のような素人が自分の意見をえらそうに開陳してるのが
お気に障ったかもしれませんね。
「ガ行だけが鼻濁音ではない」とおっしゃるのであればその通りですので、「ガ行鼻濁音」と書くべきでした
ね。
あくまでも歌唱の場合の「ガギグゲゴ」について書いたつもりなので「普遍的な意味づけ」などしたつもりは
ありませんし、故に「傲慢だ」と言われる筋合いもないと思います。
標準語で書かれた詩(歌詞)は、NHKのアナウンサーのように標準語のアクセント、発音で読むのが美しいと
思いますが、方言で書かれた物であれば、その方言なりの読み方があるでしょう。東北弁で書かれた詩を、
標準語や他の方言のアクセントや発音で読んだらつまらないということは分かってるつもりです。

いずれにしてもコメントありがとうございました。
2011/01/07(金) 02:12:38 |URL|蓮姫さま #- [編集]
cocopuff1212さま、

9・11以来飛行機での旅行はとんでもないことになってますよね。ストレス増やして人の移動を減らそうと
しているのかも、って思う程ひどい。セキュリティー検査機器で儲けることのできるアメリカ企業が、ロビ
ー活動して検査をどんどんエスカレートさせてるんでしょう、と思うのはメロンの影響受け過ぎか?

私の地方では「せ」を「しぇ」としか発音できない人がいるんです。うちの母もそうですが。自分は「せ」
って言ってるつもりなんです。江戸っ子の「ひ」と「し」も本人達は正しくやってるつもりらしいですね。
なんで聞き分けられないんだろう、なんて思いつつ、自分もLとRは聞き分けできないときも多いか(涙)。

YouTubeありがとうございます。少年合唱団を選ばれるところがcocopuffさんですね。ボニージャックスでも
聞いてみましたが(笑)、ほんと美しい歌です。「碧い瞳のエリス」も見ました。やっぱりメロディーに歌詞
がちゃんと乗ってる歌は聞いてて意味が伝わってきます。歌作りの基本中の基本だとは思いますけど。
陽水は残るけど小室は残らない。そこですよねー。

そういえば帰路の機内誌のハワイ特集でcocopuffがなんであるのか初めて知りました。スパムにぎりは知って
ましたけどねー。
2011/01/07(金) 01:12:42 |URL|蓮姫さま #- [編集]
小学校の音楽の時間、特に<が>の歌い方について、記憶があるよ。同じ世代の先生だろうから、同じようなこと言ってたかもしれんねー。
日本の歌、特に小室のときから歌いにくかった。それ以降日本の歌は歌いづらいし、歌として未完成に感じたよ。カラオケではもっぱら70年代、80年代、90年代~今に至るまで洋楽だよ。最近、和洋R&B、ソウルを歌うんだけど、日本語は歌いにくいったらありゃしない。英語の方がスムーズに私には感じる。英語は韻を踏んだ歌詞が多いしね。
蓮姫の言ってる「歌」っていう意味がわかる。
トイレの神様って歌は私も全然いいと思わんかった。メロディも歌詞も記憶に残らなかった。この1曲限りじゃないんでしょうか~。たぶんお顔で売れてるんです。

2011/01/06(木) 20:23:53 |URL|めりこ #btVo/2y2 [編集]
鼻濁音といいながら、が行だけで
東北の言葉のように「だ行」や「ば行」に
入れるのではないので意味はないです。

鼻濁音皆無のところの詩人の言葉を
鼻濁音で読まれてもつまらないものです。

が行鼻濁音を鼻濁音無しや他行鼻濁音に
比べて特別扱いしているのは恣意的なものです。

好みがあるのは当然ですが普遍的な意味づけを
しようとするのは傲慢です。

2011/01/06(木) 19:37:13 |URL|この前はありがとうございました #- [編集]
お久しぶりです!帰路リポート、こちらまでストレス感じながら拝見しました。お疲れ様でございました。旅行って、昔はもっとエレガントなもんだったと思いませんか?特に飛行機の旅行は、最近ストレスの要因が多すぎると思います。

私は関西出身なんですが、小学校たしか五年生で国語の時間に鼻濁音をやったとき、聞いて違いの判らない子がクラスに結構いたんですよ。聞こえないから当然使えない。うちは父が鼻濁音使ってたので、自分は普段使いませんが発音しろと言われれば発音できます。でも意識しないと出てこないですね。

日本語で美しく書かれた歌というと、安全地帯の「碧い瞳のエリス」がよく出来ていると思います。音節的に無理なリズムがない、言葉のイントネーションとメロディーの上がり下がりが合っている等々。そんでもって、玉置浩二さんが「小さい秋みつけた」を美しい日本語の歌の最高峰だ、みたいな事をどこかで言ってたのも記憶してます。

で、今じっくり聴いてみたらやっぱり美しい歌でした。
http://www.youtube.com/watch?v=JWN_FGQlkjQ

2011/01/06(木) 17:46:49 |URL|cocopuff1212 #/TNrsSPE [編集]

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■  プロフィール

蓮姫さま

Author:蓮姫さま
蓮姫さま
アメリカはコロラド州デンバーに住む女。ロッキー山脈の近くでたまにやるウィンタースポーツは雪かき。

メロン
蓮姫さまのダンナ様。キュートな名前は、ウォーターメロンのような大きな頭ゆえ

G.B.
メロウな愛犬。ソリ引き犬と牧羊犬のミックス。

小メロン
メロンの息子。実はデカメロン。

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