蓮姫さまとメロンくんの「甘くない生活」

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2007/09/06

タイタニック

レイバーデイ前日の日曜日、 titanic
デンバー自然科学博物館のタイタニック号の展示を見に行った。
1912年に沈没してからずっと海の底にいたタイタニックは1985年に引き上げられたが、
その時に見つかった遺留物や、再現されたタイタニック号の内部などが展示されていた。
順路に沿って行くと、タイタニック号に乗船してから沈没までの経過をたどれるようになっている。

入場する時にボーディングパスを渡されるが、その一枚一枚に実在の乗船客の名前が載っていて、
最後に「自分が」生き残ったかそれともタイタニック号と運命を共にしたかリストで確認できる。

乗船して1等客室の廊下を過ぎ、ダイニングルームに入り豪華さにうっとりしていると、
次には石炭が赤く燃えるボイラー室が再現され、
船という小さな世界の中の人々の階級のあまりの違いに愕然とさせられる。

壁には数十人の乗船客とクルーの写真とプロフィールが貼ってある。
ビジネス渡航の有名デザイナーと貴族の夫、
先に移住した夫に呼び寄せられて、小さな息子を連れて乗船した女性、
家族6人揃って移住するので節約のため3等切符を選んだ男性。
働く船がことごとく悪運に見舞われてきたメイド。

私は、2等乗船客のMrs. Albert Francis Caldwell。
夫と10歳の息子と共にサウサンプトンから乗船した。
バンコクのミッション系の男子校で教師をしていたが、
アメリカへの帰国前のイタリア旅行中にタイタニックの処女航海のことを聞き及び、
ロンドンまで行ってなんとか切符を入手したそうだ。沈没するとは思いもせずに。

死は人を選ばず訪れるものだと思い知らされる。
私と私の家族はみんな助かったが、全て運でしかない。

生死を知らせるリストの中である人の名前を探してみた。
Mr. Masabumi Hosono
元YMO細野晴臣のおじいさんで、唯一の日本人乗船客だ。
事故後「人を押しのけてライフボートに乗り込んだ日本人がいた」と他の乗船客から非難され、
卑怯者と呼ばれたまま亡くなった人だ。
10年前、それが人違いであったことが確認されたという新聞記事を読んだ。
明治の男らしく、一言も弁明しなかったらしい。

女性と子供の命を優先し、タキシードを着て死んで行った男性がいた。
女性は先にボートに乗るように言われながら、
長年連れ添った夫とは死ぬときも一緒ですと、夫の側を離れなかった女性がいた。
他船と通信するため最後まで船を離れなかったクルーがいた。

人の心を揺さぶるのは、深い愛情と気高さだ。
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蓮姫さま

Author:蓮姫さま
蓮姫さま
アメリカはコロラド州デンバーに住む女。ロッキー山脈の近くでたまにやるウィンタースポーツは雪かき。

メロン
蓮姫さまのダンナ様。キュートな名前は、ウォーターメロンのような大きな頭ゆえ

G.B.
メロウな愛犬。ソリ引き犬と牧羊犬のミックス。

小メロン
メロンの息子。実はデカメロン。

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