蓮姫さまとメロンくんの「甘くない生活」

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2008/08/14

コロラド南西部5泊6日の旅 その2 デュランゴの女

デュランゴでの宿はインターネットで見つけたB&B。
ちなみにB&Bには、洋七・洋八以外にBed and Breakfastという意味もあって、
京都の片泊まり旅館というか、夕食なしのペンションというか、そういうものです。

Logwood Bed and Breakfast Lodgeはハイウェイ550からちょっと脇道を下ったところにある。
インターネットで見つけた時、すっごくいいなあと思ったんだけど、
この宿に関するコメントがちょっと面白かったんだ。
五つ星が満点なんだけど、コメントを残した人は星五つか星ひとつかのどっちかだけで
その間が全然ない。
五つの人達は「すばらしいところだ」って絶賛。
ひとつの人達は「ものすごく無礼な(rude)女がいて不愉快だった」ってけちょんけちょん。
予約をするのが遅かったので他に取れるところもないし、
無礼な女もちょっと見てみたい気がするしで、ここを予約したわけ。

私たちを笑顔で出迎えたのは、美人と言えば言えないこともない50代くらいの女性。
パーマのかかったロングヘアを無造作にアップにして、
顔は細いのに胸からお腹にかけてたわわにお肉がついてるけど、
脚はすっごく細いというアメリカの4コマ漫画に出てきそうな冗談みたいな体型。
あまり清潔感のないどっか崩れたような感じがする、
売春宿のおかみ(「でもあたしもまだ現役よ」)って感じ。

部屋を案内してくれる彼女がしゃべることは私にはあまり分からかったけど、
サラが時々私の方をこっそり振り向いて口をへの字に曲げていた。
しゃべりっぱなしでちょっと変な感じの人だけど、笑ってるし無礼って訳じゃないので
ネットで話題の無礼な女は今日は休みなのだなと思っていた。
でも、夕食に行く前サラがおかみのことをcrazyだと繰り返してたので、
rudeだと思う?って聞くと、ある意味そうかもねと言った。
あの女がネットで話題の女かな?と聞くと、可能性ありってことだった。

ここには二泊したんだけど、二泊目の夜、次の朝は早めに朝食を出してもらって
早めにチェックアウトしたいと伝えたかったのに、夜8時には宿の人はもう誰もいなくて、
しょーがないから一か八かその場でお願いしてみようってことになった。
で、次の朝7時半くらいから、私とメロンの部屋の横のキッチンからカチャカチャと
音が聞こえて来たので、シャワー中のメロンに代わり
ちょいと私ががんばってお願いしてみようと行ってみた。
(こういう風に「努力する」姿を時々メロンに見せないといけないのだ。)

おかみは手伝いのヒスパニックの女の子達に何やら怒鳴り散らしてた。
時間を取られたくないらしく、私に気づいているのに気づかない振りをして
(そういうのってわかるよね)くるりと背を向けた。
負けたらでけん!と思い、小さな声で(負けてるし)Excuse me‥‥というと、
おかみは後ろを向いたまま空を仰ぎ、「ア~イヤイヤイヤイ」と大きなため息。
これは辞書には載ってないが、
「あ~あ、ったくもう、いいかげんにしてよ」という意味であることは明白である。
おかみは無理矢理こっちを振り向いたが、笑顔を作ろうという努力はしなかった。

私「すみません、今日早くチェックアウトしたくて、朝食も早めにお願いした‥‥」
おかみ「ダーメっ!朝食は8時半からって決まってるのっ!
今日は17人も客がいて大変なのよ!でーきーまーせーんっ!
私「(むっとする)(だったら1時間早く出てこいよ、バ~カ)」
おかみ「(1ミリばかし反省する)テイクアウトだったら用意できるけど。」
私「そうしてください。助かります。(あ~、あたしってオトナ~)」
おかみ「はいはい、どうも。」

手伝いの女の子達が申し訳なさそうに私を見てた。

メロンに朝食テイクアウトの手配終わりと伝え、
どれだけおかみが礼を失した態度だったか教えると、
「自分がサービス業に就いて、客からもらう金で食べているということをわかってない
奴らが多すぎる」と演説をぶっこき始めた。
私も「日本の宿のホスピタリティーを見ろ!日本に来て研修しろ!」と空しく吠えた。
出発の準備ができたサラがやって来たので、また一部始終を話して聞かせた。
怒りは言葉の壁を越えるのだ。
「で、狂える女に立ち向かってチェックアウトする準備はできてる?」
とサラに聞かれ、
「誰かが行かねばなるまい」と、メロンは雄々しく立ち向かっていった。

最初の一泊はデポジットとして二部屋とも私のクレジットカードで支払済だったので、
二泊目はサラが払って貸し借りなしってことにしたかったのに、
おかみはすでに二泊目も私のクレジットカードで清算していた。
「今日はこの精算書が17枚もあるから、あ~、もう大変。これはあの部屋、
これはあの部屋っと。あ、クレジットカードの情報はちゃんと破棄しますからね。
安心してね。私は有能なの。大丈夫よ」と、またしゃべりっぱなし。
客が17人で精算書が17枚ってことはないだろうとは思ったけど。有能らしいし。

宿を出たところで、サラが
「クレジットカードの利用状況、ちゃんとチェックした方がいいね。」
「もちろん。あの女は信用できない」、とメロン。

果たして、後日チェックしてみると、
私達のカードには一泊余分にチャージされてたのであった。

B&Bのサインの横には不動産屋のFor Saleのサインもあったので、
あそこは売りに出ているみたいだ。
あのおかみはオーナーではなく雇われマネージャーらしいけど、
いつか宝くじが当たったら私とサラとであの宿を買ってやつをクビにして、
ホスピタリティーあふれるすてきなB&Bにしようと誓い合ったのだ。
Royal and Imperial Logwood Bed and Breakfast Lodge
RoyalかつImperial。向かうところ敵なし。
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蓮姫さま

Author:蓮姫さま
蓮姫さま
アメリカはコロラド州デンバーに住む女。ロッキー山脈の近くでたまにやるウィンタースポーツは雪かき。

メロン
蓮姫さまのダンナ様。キュートな名前は、ウォーターメロンのような大きな頭ゆえ

G.B.
メロウな愛犬。ソリ引き犬と牧羊犬のミックス。

小メロン
メロンの息子。実はデカメロン。

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