蓮姫さまとメロンくんの「甘くない生活」

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引っ越し(2)その3

7月22日(火)
さていよいよ引っ越し当日。
8時半から9時半の間に来る予定だった引っ越し業者ベイリーズのトレーラーが来たのは、
アンタッチャブルだったガレージの荷物をどさどさと箱詰めしている最中の8時10分。
(ったくなんだよ、メロンお前の靴が詰まったこの大きな箱は。
いくら靴を持ってても足は二本だろ。とっとと処分しろよ、と胸の中でつぶやく。)
来たのは屈強なスラブ系の大男二人と、背は低いけど胸板が厚い南米系の男一人。
メロンが聞いたところ大男はボスニア出身の親子で、もう一人はメキシコ出身だった。
作業通路となる部分の床にカーペットを敷いて、あっという間に荷出しが始まった。
テーブルや椅子なんかの家具は毛布大のキルトで包んで傷がつかないようにして、
ソファーは大判ラップでぐるぐる巻き。
ベッドも解体されて、マットレスは専用の箱に入れられトレーラーに運び込まれる。
いや、あざやか。私とメロンは二人台所でコーヒー飲みながらハルク達にただ見とれる。
強い男ってすてきね〜。お姫様抱っこして〜。
10時前にはもう家は空っぽになって、新居へと移動。

新居ではリビングに立って、運び込まれる荷物の置き場所を指示するのが私の役目。
でも、一階に置いておくものより地下に行くものの方が遥かに多く、
それもほとんどが本や書類なんで重たい箱ばかりで(小さい箱だけど)、
なんか申し訳なくて「地下にお願いします」と言う声がどんどん小さくなる。
メロンにチップいくらあげるのって聞くと、一人15ドルくらいかなあって言うんで、
私にしてはとってもとっても珍しく20ドルにして、お願いとチップを多めにした。
ほんとは相場は分からず、一人30ドルくらいなのかしら?とも思ってたんだけど、
ま、そこはそれ。

トレーラーが私たちより少し遅れて新居に着いた時、
引っ越し業者の監督官がチェックに来ていた。
メロンがすばらしい仕事ぶりだとほめると、
ハルク達がベイリーズで一番のクルーだと言われたそうだ。
メロンがイタリアから引っ越して来た時、アメリカでの受け入れ業者がここで、
ワイングラスのひとつも割れてなかったので、絶対ここにすると決めたらしい。
しばらく前に会ったメロンのいとこの子供がデンバー市内で引っ越した時、
カ○ボーイ・ムービングとか言うところに頼んだけど
乱暴で物は壊すし失くすし最低だったなんて言ってたし、業者選びって大切ですね。
私だったらきっと値段の安さだけで決めちゃうと思うけど。

1時頃運び込み完了。
見積もりでは1,000ドル行ってたけど、
自分たちで少しずつ荷物を運び込んでて彼らの作業時間を短縮できた分
実際にかかった費用は安くなって700ドル台だった。らぶり〜。

ハルク達、ありがとう。
私も荷物だって言えばお姫様抱っこしてくれたかな〜。

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蓮姫さま

Author:蓮姫さま
蓮姫さま
アメリカはコロラド州デンバーに住む、今のところヒマをもてあました専業主婦

メロンくん
蓮姫さまをデンバーに連れてきた男
キュートな名前は、ウォーターメロンのような大きな頭ゆえ

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